月曜日は有給

本日、2022年2月22日月曜日、私は有給休暇をいただきました。

毎年の恒例行事、期末に目標取得率に足りない有給を消化するためにバタバタする。のバタバタの真っ只中。有給を取りにくいわけじゃないけど、独身の自分が用もなく有給を取ることが難しく感じる。用のない平日休みはものすごく好きなのに。

 

昨日はハイボール(最近セブンで買った小さい瓶の知多で作ったもの。土曜日にメレンゲの気持ちでかまいたちの濱家さんと長濱ねるちゃんがハイボールを飲んでいてとっても飲みたくなった)を飲みながら2時半までオードリーのオールナイトニッポンでアナウンサーの弘中さんがゲストの会をYouTubeで聞き、就寝。10時半ごろ起床して、コーヒーにオーツミルクを入れ、昨日買ったパンを食べ(明太フランスパンを食べたら顎が恐ろしいほど疲れた)、会社のパソコンを開きメールをチェック。本当は金曜が期日だった自己申告をやろうと思ったけれど家からじゃできないみたいだったのでやめた。

 

13時ごろに家を出る。横浜へ着くと、ルミネの有隣堂へ行ってフロムの「愛するということ」を購入。これは昨日聞いたラジオの弘中さんに影響されてのこと。身と心を削る恋愛をしているから、初心へ立ち返りたいと思う。読み終わったら、抽象的でない感想を書きたいと思う。14時頃臨港パークに着く。一人で臨港パークに行くのはいつぶりだろう?大学生の頃からよく訪れている大好きな公園に、久しぶりに行ってみるとやっぱりすごく好きだった。行く道中でもう好きだった。今日は2月とは思えぬほど柔らかく暖かく、透明な空に日差しがキラキラ差し込む晴天で、時が止まったのかと思うほど静かでゆっくりとした空気が流れていた。風の音と心地よい温度が自分の心を落ち着かせる特効薬なのかもしれない。サウナで整ったかのような、心の落ち着きを覚えた。自律神経が本当に整ったんだろう。

レジャーシートを敷いて、海の絵を描いた。私は虫が苦手なのでそっちが気になって仕方なかったけど、青だけの絵を描いた。

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そのあと、愛するということを少しだけ読み、お腹が空いたのでうどんを食べにいった。500円で得られる、極上のしあわせ。こんなに満ちた気持ちになれるなら、週に何度でも食べたい。冷やし温玉ぶっかけがほんとうに好きで、何が好きかというとつめたくてつるつるした食感と、温泉卵だと思う。温泉卵が何よりも好き。こってりした感触が舌に広がる食べ物が好き。自分の人生で、好きだと思えるものに出会えること、そしてそれを自分でわかっていて、自分で自分に与えることができるというのはなんて統制されていて美しいことだろうかと思う。

 

うどんを食べていまタリーズでココアラテを飲んでいる。最近やっと分かったけれど、甘いデザートを食べるよりも甘い飲み物を飲む方が自分には甘いご褒美として適している気がする。タリーズの飲物は大体好きだな。味が好みなのかもしれない。ロイヤルミルクティもすごく美味しいと思う。

 

今日のような、一人で過ごす時間が自分にとって一番必要なものだったのかもしれないと思う。結局本だって少ししか読んでないし、なにをしたわけでもないんだけど、自分と向き合ってぼーっとして好きに過ごす時間がこんなにも心を癒してくれるなんて。昨日までは、明日はどこにいこう、なにをしよう、とすごく悩んでいたし無駄に過ごしちゃダメだと思って気負っていたけど、新しい場所に行かなくたって、展覧会を見に行かなくたって、わざわざ自然を感じに行かなくたって、近場でゆっくり過ごせるだけで幸福だ。

 

「きみに逢う以前の僕に会いたくて海へのバスに揺られていたり」という、永田和宏さんの短歌がある。私はこの一首がすごく好きだ。人は人と出会った瞬間にその人と出会わない人生というものを失い、一方で人は死ぬまで一人であると思っているから。

この人に逢う前の自分に戻りたいなと思う時がある。時間を戻したいのではなく、世界が一変する前の感じ方、考え方、気持ちをもう一度感じたいと思う。そして私は今日、少しだけあの頃の自分に会えたような気がした。そんな1日だった。