自らが輝く

少し厚手の布団を出したら、ふんわりと暖かくてすごく幸せな気持ちになっている。Apple Musicでロンドンのトップ25を流す夜。大人になってからは、熱心に追いかけるバンドとかはなく、自分の心地いい音楽を好きなタイミングで聴くようになった。ジャンルこだわりなく、いろんな音楽を聴くのにApple Musicのプレイリストはすごく楽しい。特に都市別のランキングのプレイリストが好きなんだけど(その場にいないのにその場の人たちと共有できているような不思議な感覚)、特になんかロンドンが好き。なんとなく。

学生時代から比べると圧倒的に音楽を聴く時間が減ったなぁ。通勤時間のお供みたいな感覚があって、家で音楽をかけることってほぼなかったけど、ひとりの空間に行けるようですごくいいなー、こんな幸せな夜がずっと続けばいいのになー。

 

最近の出来事、アーティゾン美術館に行った。印象派を題材としたコレクション展が目当て。

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ビルの上へとどんどん上っていく。スタッフや警備員など人がたくさんいて少し圧倒された。入場のセキュリティゲート。静かな佇まいで美しいフォルムの椅子は、倉俣史郎さんの作品だった。M式というのは、よく分からなかったけど、有名な海の幸という作品が見れたこと、レペットやオディットエオディールなどの靴を使ってたこと、写真の画質が良かったこと(これはこんな感想でいいのか?分からないけど)が印象に残った。

コレクション展では、新たな好きに出会えた気がした。作品を観るときに、横に注釈が書いていなかったので作品そのものに集中できた気がする。鑑賞中、心の中で感想を言葉にするようにしてみた。特に、なんかわからんけどすごいナーと漠然とした印象で終わってしまう現代美術の作品。インプットも大事だけど、言葉に出すのも、自分の気持ちが色づくようでいいことだなぁと思った。気に入ったのは、カディンスキーの《自らが輝く》とエヴァ・ゴンザレス
《眠り》。自らが輝くは、明るい色彩と躍動的な線もさながら、自らが輝くという最高なタイトルが最高〜!ネーミングセンス最高だよ!元気が出る!エヴァゴンザレスの眠りは、目を奪われて離せなくなるような魅力のある作品だった。

ピンバッチ買った。可愛い〜

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美術館のあとは月島でもんじゃ。もんじゃ、最高〜外でのむお酒ってなんであんなに美味しいんでしょうね。ビールはサッポロ派!(とはいえプレモルも好き)口当たりのまろやかさ、喉越しすっきり、黄金の液体。

あー、こうやって楽しい日がこれからも続けばいいな。と思いました。

 

ここ最近は荒木陽子さんの愛情生活を読んでいた。2年ぶりくらい、2度目。しっかし前回読んだ時も思ったが、ほんっとうに最高の本だ。こんな風に人を愛せたら、こんな風に日々を送れたら、こんな風に文章が書けたなら。読んでいるともう胸が震えてしまって(胸が震えてってよく言うけど、ほんとに震えるんですよね)、こんなに楽しくて好きな本を読めて嬉しいって気持ちで体が熱くなってくるような本。内容についてはいつかどこかで話したいけど、なにが好きか今は一言では話せない。話せる表現力もなく。。

なんか、会社の社内報とかでもいいけど、おすすめの本の紹介とかできたらいいのになー。好きな本を、好きな本の素晴らしさを誰かに伝えたいんだよなー、胸が震える気持ちを誰かにも届けたい。

 

そんな感じの毎日です。