ほとぼりがさめたあたりで

図書館に行くと読みたい本がありすぎて途方に暮れる。二週間で(延長すれば一ヶ月になるけど)読み切れる量じゃない冊数を借りてしまう。家の本棚には積読がたくさんあるのに、また別の本を借りてしまうのはなんだか変だなぁ、でも読みたい本がなくなったときは生きる希望を無くした時だと思うので、まだまだ私は生き延びられそうだ。

池澤夏樹さんと池澤春菜さんの「ぜんぶ本の話」という本を読んだ。タイトル通りぜんぶ本の話。私は小さい時から本が好きでたくさん読む人間だったけど、学生時代はのめり込むほどは読んでいなくて、ここ2年くらいでまた本を読み始めた。読むことが好きなのもあるけど、自由に使えるお金が増えて、本の収集ができるようになったことが大きいかも。昔から厚い大きい海外文学が好きで、自分だけの特別な秘密の本を持ったような気持ちになった。あの気持ちは今でも変わらず、書店や図書館の海外文学の棚の前に立つとワクワクする。で、私は収集するだけじゃなくてもっとたくさん読まなきゃいけないな〜とおふたりの話を読んで思った。とにかく読書量がすごい。もちろん読めば良いってもんじゃないけど、それだけ知らない世界を体験しているってことでしょう。単純に羨ましいと思った。

 

久々に生理痛が恐ろしく重くて昨日の夜から昼まで泣きながら寝て過ごした。今は薬で楽になったので気分転換で外に出た。毎月この期間は薬を飲まないと生きていけないのでお酒もコーヒーも飲まないと決めている。ある意味中毒的なアルコールもカフェインも摂取しないと、無気力症候群のようになってしまうけど、あれ、いつのまにか美味しいから、楽しいから飲んでいるんじゃなくて飲むこと自体が目的になっていたんだなと気づく。アイスココアを頼んだけど、思ったより多くてお腹がたぷたぷだなぁ。横の人が頼んだ何か、不躾だと思うので見れないけどパスタかな?トマトソースの匂いがする。タバスコをかけたのかな、酸味のある匂い。普段トマトソースのものってほぼ食べない(多分母親の食の好みによる)けど、たまには美味しそうだなぁ〜。

 

夜中の楽しい読書、映画鑑賞のお供っていったいなにがいいんだろう?私はアルコールもカフェインも取れないから、ノンアルコールの飲み物とカフェインレスコーヒーを買って帰ろうと思うけど、それって改めて考えるとなんか恐ろしいことに思えてくる。不在こそが存在を感じさせるというけど、まさにノン○○が○○への依存を感じさせている。

 

自分にとって本当に大事なものを、もっとわかっていかなきゃいけないね。