鎌倉

外の空気は少しひんやりするけれど陽のまぶしさも柔らかい風ももう冬のことなんて忘れたかのようだ。休日(特に有給取った平日休み)の朝浴びる太陽にはなにかの始まりを予感させるパワーがあって、眠いな、まだ家にいたいな〜って気持ちもどこかへ行ってしまう。

この日は、鎌倉散策へ。まず藤沢から片瀬江ノ島駅に向かって、海を見ながら持ってきたお弁当(昨日の残り物の肉じゃがをスープジャーに突っ込んだもの)を食べる。一緒に行った人は野菜スープを持ってきていて、体にいいものを詰め込んだためワカメも入ってたんだけど、ワカメはちょっと野菜の甘みと合わないね〜と笑いながら残した。

f:id:kanamec:20210321210224j:image可愛らしいお孫さんとおじいちゃんのコンビは隠してみる。

江ノ島駅まで歩いて、江ノ電に乗車。大仏を見るため長谷駅を目指す。江ノ電すごく久しぶりに乗ったけど、街の中を走っていくスリリングさ、海が見えてくること、私にとっては特別感のあることだけどこれが当たり前の日常である人たち(平日だったので学生が多かった)を見て心がぎゅっとなった。このぎゅっは、日常が映画のようで羨ましいなぁ素敵だなぁという気持ちのぎゅっである。叶えられなかった青春を思う、甘苦いぎゅっという気持ちを、これからもずっと持ち続けて生きていくんだろうな

f:id:kanamec:20210321211214j:image海が見えるとつい写真を撮ってしまう

 

長谷駅で降り、大仏を見に…行くつもりが、長谷寺へ着いていた。景色や木々、お花が美しいお寺。

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そしてなにより観音様がとても大きく美しい。お寺について書こうとすると、知識や語彙力が乏しく描写が難しいことに気付きますね。長谷寺のご本尊「十一面観世音菩薩」は、2021年で造立1300年を迎えたとのこと。丁度行った前日から全身総開帳されていたらしい。手の形や持っているものに興味を惹かれて調べたら、"左手に水瓶、右手に数珠と地蔵菩薩の持つ錫杖を持ち、方形の磐石の上に立つ、いわゆる「長谷寺式十一面観音(長谷型観音)」様式を採る。左小指を立てているのも、本像の特徴。"(wikiより)。

続いて大仏を見に。5年ぶり位に行ったけど、やっぱり大きかった。

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またまた江ノ電に乗って鎌倉駅へ。お寺めぐり…と思いきや、まさかの餃子を食べる!!鎌倉らしいシラスや、定食などではなくチェーン店の餃子!!でも、ここの餃子大きくてほんと美味しいんだよね〜

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他に、お酒一杯とおつまみがついてくるちょい飲みセットを注文。おつまみはザーサイとピリ辛きゅうりを選択したところ、量が多くて美味しかった。満足&幸福感。

お腹が満たされたところで鶴岡八幡宮へ。なぜか鶴岡八幡宮の写真もなく記憶もあまりない。。学生が春休みだからかものすごい人で少し疲れた。

 

歩いて次の目的地建長寺へ。ここのお寺が本当に好きだった!

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「この門をくぐると、すべての執着から解放される」というような言葉が書かれていたかな?HPを見ると、大覚禅師が好んだという、「福山は揮て松関を掩じず 無限の清風来たりて未だ已まず」という言葉が記されていますね。この"無限の清風"というのがびったり当てはまるような、透き通った風が吹くすごく気持ちのいい場所だった。風の音、鳥の囀り、木々のざわめきに体を委ねて、心を落ち着かせる時間。自律神経が整っていくのを感じた。日々あれやらなきゃこれやらなきゃって忙しく考えてばかりだけど、わざと忙しくしすぎているのかもしれない。頭の中をからっぽにして、地球のことを感じる時間が自分をリセット、デトックスしてくれると強く思った。定期的に訪れたいな〜

ここまでで、15時半くらい。お寺は16時で閉まってしまうので、急いで急いで円覚寺へ行くも、広くてちゃんと見切れず。お寺が本当にたくさんあって、ゆっくり一つ一つ回るには何日もかけないといけませんね。これからの楽しみとしよう。

f:id:kanamec:20210321222009j:imageちらっとのぞいた場所。良さげ。立飲みした〜い

 

そして帰り。大船駅で下車、おでんセンターへ!

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ここがね、また最高だったんですよ…おでんも美味しかったし、なんといってもビールがキンッキンで…無限に飲んでしまう。

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お客さんは我々のみ。途中で1組きたかな。石原裕次郎など昭和のスターの写真やポスターがずらりと並び、少し懐かしい曲が流れる店内。大船の商店街はすごく混んでたし少し疲れたけど、このお店はほっと一息ついて落ち着けた。憧れの出汁割りは私にはまだ強く、出汁で薄めてもらった。こんな私にも、くいくいっと飲める日がくるのかしら。

 

ものすごく歩いたので足は疲れたけど、終わるのがもったいなくて、一生続いてほしい1日でした。